京都の丘の戸口がちこーなると、たちまち目に留まるんは東寺の五重塔じゃ!
京都に来たんじゃ~と、えっと感じる眺めじゃ。
丈がおおかた55㎝、木の建てもんじゃ日本一の丈で、国宝になっとる。
826年、弘法さんがこしらえはじめ、弘法さんがあっちへ参って50年たって出来上がったんじゃ。
じゃけど、どんどろなんかで4度も燃えてしもーて、今んは5代目じゃ。
1644年、徳川家光がこしらえたもんじゃ。
どんどろにはえろー懲りたんか、塔のてっぺんにどんどろ避けをつけて、アース線を地(ぢ)についで、どんどろ対策をえっとしとる。
五重塔言うんは、仏陀の遺骨んをしまうとこじゃ。
弘法さんが唐から仏舎利を持ち帰りんさった。
仏舎利言うたら仏陀の遺骨んで、サンスクリット語じゃストゥーパじゃ。
卒塔婆いう漢語に訳しよって、見た目は楼閣と合わそーた後、五重塔言うて日本に来たようじゃ。
教えたいんは、初層の中じゃけん。
ぶちきれいな密教空間じゃ!
そりゃ~色褪せるとるけど、きれいじゃったそん頃の名残はあるけん。
上まで通っとる芯柱を大日如来にしんさって、ねきを四尊の如来を据える。
大日如来を入れたぁ五体を「五智如来」言うて、仏さんの持っとる五つの智恵を言うとる。
宇宙のあっちゃこっちゃを守ってくれとる。
そのねきを八尊の菩薩さんが囲っとる。
あっちゃこっちゃの柱んに金剛界曼荼羅をえがーて、ほとりんの柱に八大龍王、壁んに真言八相像。
真言の教えんが弘法さんに伝わったいわれがかかれとる。
仏さんはヒノキでできとる。
金で漆箔しとり、玉眼がつこうてあって、ぶち豪華なんじゃけん。
特別に見してくれるゆーときんは、初層の床下んをちいと見ることが出来るんよ。
芯柱の床下んのとこんにも、色を使うとるんが分かるけん。
建ってから48年のちの1692年にゃー、塔の丈の干あがりでこまーなって、芯柱が屋根をぬきんでてしもうた。
じゃけん、おおかた50㎝ぐらー下んとこを切っちょる跡なんじゃ。
おおかた50㎝ぐらーきれーなとこが下がったゆーことじゃ。
まぁ、一回は見に行ってみんさい!
こんな感じです!
広島県民以外は分からないかな(笑)
標準語バージョンと読み比べてみてください。
日本は狭し!言葉でも楽しめたら幸いです(*^_^*)
方言に興味ある方は、他の方言にも置き換えて下さい!大歓迎です!
その時は拝見したいので、URLをお知らせください!!
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