2016年11月29日火曜日

仏教の儀式 安芸門徒編

お盆のお墓は、宗派によって様々。
卒塔婆を供える、何も供えない、そして我が故郷の虹色六角錘の派手な灯籠
これは安芸門徒の儀式。
お盆のお墓は七色で、とても賑やか!
初盆は、真っ白な灯籠で一目で分かります。

この灯籠、嵩張る上に貼った七色の紙は破けやすく、持ち運びは非常に困難…
おまけに、雨が降れば色が落ち、墓石が染まる。
いい事なしの盆灯籠だけど、お年寄りが内職で作る灯籠を軒先きで売る季節になると、何だが心穏やかにお盆を迎えられる。

派手な墓地もお盆が終われば元の静けさ。
それどころか、盆灯籠の片付けに追われ、灯籠の竹軸は畑で野菜達を支える道具へと変わる。

この仏教の儀式も最近では、手軽に済ませられる塔婆へ。
信仰心を疑う理由で変わりつつある。
そんな地域性のあるお盆儀式。
残していくのも大切な気がする。


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